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2018.08.24 検察側の罪人
今日封切りでしたね。
で、その初日に行って来ました。

まぁ… 面白かったです。
でも、如何せん、原作は結構なボリュームなので、
2時間くらいの映像にまとめると
やっぱりあれこれ端折らないといけなくて、寂しくも思ったりして。

私としては、最初心酔と呼べるほどに
好意を寄せている先輩と次第に道を違えていく二人の関係を
もっと時間を掛けて見たかったんですが
それやっちゃうと、話が終わらなくなっちゃう。(笑)
なので、実際見てみて、それは諦めざるを得ないと納得しました。

主役のベテラン検事が早々に破綻を始めないと
それもまた、話の終焉までたどり着けなくなるので、
割と自然な形でそれを引き起こしてました。
原作にはなかったけど、あぁ、こういう手法かぁと感心。

ちょっと想像と違っていたのは、
自分の正義を通すと言う自分に向けての大義がある主人公は、
ことに及ぶにいたり、もっとクールにやってのけるって
イメージを抱いていたところ。
映画では、もっと人間らしい揺らぎがあって
それはそれで、解釈だなぁと。
でも、その揺れがあることが、映画の見所になっていると言う
印象も受けたんですよね…。

法で裁けない罪がある。

これは、誰もが知っているであることだけれど
敢えて、ここから誰もが目をそらしているように思います。
そうじゃないと、善良であることに
疑問を抱いてしまいそうになるから。

『必殺!シリーズ』なんかが支持されやすいのは
そんな理不尽なことが少なくないからですもんね…。

原作の方の結末は、その手の届かない罪を
そのまま、手が届かないまま終わらせていて、
更に
所謂 ”仕事人” に裁きの手が伸び、届いてしまうようになっていて
読み手はなんとも苦いものを飲まされたかのような
いや~なもやもやを残す読後感になるのですが、
映画ではそこまで踏み込んだ終わりになっていません。

だから、主人公の目は
原作の透明になってしまったかのような目ではなく
まだ、苦悩の真っただ中にいる目のまま終了。

因果応報である方が
見ている方は安心できるように思いますが、
作品としては、苦さを残すほうが印象が強いかも。

だって。
現実は、苦いことが多いからさ。


映画と原作は、少し別物。
根底に流れるものは似ているかもしれないけれど。
どっちのラストが好みか
両方味わうのも手です。



あ、そうそう。
やっぱり、松重豊さん、好きっ♪
(え、なにそれ!?)




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