観てきました。
只今話題の1本じゃないかと思う映画を。

とにかく、キャンペーンが派手派手しくて…。^^;;;
キャンペーンが派手なものほど出来が…という公式が
どうも頭の中にある私としては、
かなり不安でしたが、デバガメ根性には勝てなかった。

結果…。

恐ろしいことに、がっかりせずに帰ってきました。
驚異的なことです。

ま、原作をそのままやるわけではないので、
そこ、そう変えちゃうか…ってところもありましたけど、
概ね、原作の世界観と言うか、雰囲気(?)を損なってなかった
ように思います。

監督が是非にと三顧の礼で迎えただけあって
確かに、イメージが重なりますかね。
あのぉ… 薄ら笑いながら(=楽しみながら)刃をかいくぐるとか
イメージあります。
勿論そのまんまって訳じゃなくて(だったら怖すぎる)、
難しいだろうなと思うことを飄々と余裕すら感じさせてやりきる感じがね。
とか、
めんどくせ~な って、リアルに言ってそうなとことか。
凹み方がコミカルだとか。
上手いんだろうなぁ、やっぱり。

全編いっぱいいっぱいの殺陣は、確かにそれだけで見ごたえあります。
宣伝に偽りなし。
でも、それだけで終わらせなかったところがすごい。

敵の大将、にっともない男を演ってくれというリクエストにしっかり応えてますね。
(実際、歴史的に見ると、信雄の評価はかなり低い)
でも、もし本当に自分の失敗はそれと認め、
それを家臣に謝れるほどの器量があったとしたら、
ただの無能じゃなかったんじゃないかなと言う印象を醸すあたり、
大事に扱ってもらったんだなぁと思います。

ラスト近くに無門は人非人から人になるわけですが
そのシーンは、やっぱり秀逸。
何かに対して、激怒すると言うイメージがないけれど、
いや、だからなのか、
人としての怒りをぶつけるように叫ぶときの目が
グッときます。
そして、恋女房とのラストシーンも。
綺麗に泣こうと思ってないんだろうな。
人として、どこまでもボロボロに泥臭く泣く姿が
却ってよかったりして。

あとは、脇を固める役者さんたちがやっぱりすごい。
出るシーンは短くても
国村さんとか、出てくるだけで物凄い存在感だし、
伊勢谷さんも一本気な感じが良いし
鈴木さんの平兵衛がキーパーソンなのはもう納得。
原作の中で、最もまともな人って印象だったけど
非常時の日常において、これだけブレずに現代的な価値観を
持ち続けられたとしたら、むしろ超人的。

ん~~
原作、また読みたくなっちゃったな。
もしかしたら、映画ももう1度行っちゃうかも… ^^;;;


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