2017.06.14 花戦さ
水曜日はレディース・ディ♪ と言うことで
タイトルの映画を観てきました。

も~~~~
キャストが豪華すぎで、それだけでもクラクラしそうでした。(笑)

天下人を花の力によって諫める
内容は、究極その一言に尽きますが
そこに至るまでの物語が静かに綴られていきます。

主役は池坊専好で、演じられたのは野村萬斎さん。
物語が始まったあたりは、無邪気な感じ。
生け花が好きで、松が好きで、世間には疎くて
どっかやんちゃで
なんとなく、狂言に出てくる太郎冠者とかを連想させます。
そのの~~~んびり、のびのびしていた時代に
織田信長だの~、豊臣秀吉だの~、千利休だの~、前田利家だの~に
出会うんですが、本人、今一、その凄さを理解してなくて。
そこがまた、見ていて楽しかったりします。

その専好の視線で物語が進むからなのか
信長が天下を取るとか、本能寺の変で死んでしまうとか
そのあとの三日天下とか
殆どすっ飛ばすようにして映画は進んじゃうんです。
10年位のときの流れを、「あれから10年が経った」 みたいな
ナレーションで済ますんですもん!
ある意味、力技です。

だから、秀吉が天下人になるのも映画の中ではあっという間。
そして、天下人になったあと、秀吉と言う人が壊れていくのも
あっという間だったりします。
トップに立つと言うことは、本当に難しいんでしょうね。
黒を白と言っても、まかり通ることが増えてくると
自分の中の価値観とか、道徳観とか、そういうものが崩壊していくものなのかも。
そして、トップの人の人格が崩壊していくときには、
その周りの人も巻き込まれずにはいられない悲劇。

専好の大切な人たち・・・
ひょんなことから親友になった利休も
お寺にお花をならいにくる市井の人たちも
幼馴染の大親友も
秀吉の人格崩壊に巻き込まれて、命を落としていきます。
命がどんどん消費されるように消えていくことに
打ちのめされてしまう専好ですが、
そこから、ギアが入るんですよね…
目つき、顔つきが、ガラッと変わる印象です。

花で仇を取る! 花戦さをする!
われに勝算あり!

決心してからの専好は、強いです。
刃を突き付けるような、血を流すような戦い方でなく
花を生けることで戦う。
そんな戦い方もあるんだなぁ…
もっとも、それに先駆けて利休がお茶で戦っていたんだけれど、
それは、失敗してしまったんですよね。
秀吉は、自分の出自とか、教養とか、品格について
相当、コンプレックスがあったから
逆効果になっちゃって。
(と言う、解釈で歴史を捉えていたと思います、この映画)

とは言え、命がけです。
利休の例を引くまでもなく、場合によっちゃ
お手打ちとか、処刑とかありえる事態ですから。

さて、花戦さの秘策とは? 
覚悟は秀吉に届くのか?
そして、戦さの結果は如何に!?

そこは… やっぱ黙っておくべきでしょうねぇ。
え~~~っと。
行ってください、映画館へ。(テヘッ)


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