本屋大賞にノミネートもされていた
川口俊和さんの作品です。

本屋さんの前を通りかかるたび
PVがず~~~~~~~~~~~~~っと流れていて
深層心理に興味を植え付けられちゃったのか
最初それほどでもなかった ”読んでみたい度” が
徐々に上がったように思います(笑)

それで、ちょっと人さまのレビューなんてチェックしてみる。
と・・・・・・・・
あ、あら!? 結構な酷評!?

でも、ためしに読んでみることを選択してみました。

で。

ん~~~~~~~~~
『罪の声』、『検察側の罪人』 と
重た目の作品を2作連続で読んだ後に手を出したからなのか
ちょ~~~っと物足りない印象になってしまったかなぁ…
本屋さんが一推ししてくるようなとっておきの1冊って感じではない気がします。
とは言え、
レビューでみた酷評ほどにも酷くもないんじゃないかな。

内容は、所謂、タイムリープを取り扱ったSF… いや、FTでした。
喫茶店・フニクリフニクラのある席に座り
特別なコーヒーを飲むと、そのコーヒーが冷めきる間だけ
自分の行きたい時間へ行くことができる…と。
ただ、そのタイムリープには制約がかなりあって
コーヒーが冷めるまでなんていう短い時間もそうだけれど
タイムリープできる席からは動けないとか
どんなに頑張っても過去は変えられないとか
その他もろもろルールが付いてきます。
この辺、タイムパラドクスが起きない上手な設定!(笑)

人間だれしも ”もしもあの時…” ってな瞬間があるわけで
現実に起こったことは変えられないのだとしても
”あの時” にもう一度立ってみたいと思ったりするでしょう?
それを叶えるお話が
1.結婚を考えていた彼氏と別れた女の話
2・記憶が消えていく男と看護師の話
3.家でした姉とよく食べる妹の話
4.この喫茶店で働く妊婦の話
の4つ収録されています。

どれもボロ泣きさせる話って訳じゃありませんが
少なくとも、理不尽な出来事に心を蝕まれていくような
ギリギリする痛みはありません。
優しい白昼夢のような物語です。

心が一休みしたいときにど~ぞ♪



Secret