うふ。
これも、”books A to Z” で紹介されていた1冊です。
元々のタイトルは『IN HER KITCHEN』なので、
そのまんま訳せば、”台所にて” って感じでしょうか。

雑誌の仕事で、世界中あちこちの”おばあちゃんの料理”を取材することになった
ガリンベルティさんの著書。
ま、タイトル通りの内容です。
で、こう言うのは、取材する人の人柄と言うのが本当に重要だなぁと
実感する1冊になってます。
想像するに、ガリンベルティさんて、明るくて、人懐こくて
好奇心旺盛な人なんじゃないかな。
思わず、「うちくる?」って誘っちゃうような、ね。 ^^

最初のページには、自分のおばあちゃんと、その料理が
そして、最後のページには自分のお母さんと、その料理が
配置されているのも利いています。
あ~、世界中回って、お家に帰ってきたんだなって。
どんなに良くしてもらったとしても、どんなに素晴らしい場所でも
どんなに美味しい食事でも
やっぱり… お家が一番♪ ってところあるでしょ? 人って。 ^^

で、そういう根っこがちゃんとある人と言うのは、
何かぶれないものを持っている気がします。
どこへ行っても、誰と会っても、どんな料理でも
ちゃんと敬意を払えるのは、しっかりした自分の基盤があるからでしょう。
それって、凄いことですよね? 
難なく出来る人もたくさんいるとは思いますが、
簡単なことじゃないと思うんです、私は。

さて、ちょっと内容に触れておこうかな。
雑誌の企画と言うことだからか、文章はかなり少なめです。
料理を作るおばあちゃんが料理の材料を前にこちらを向いている写真を
右のページに
出来あがった料理の写真を左のページに配置して
そのページをめくると、そのおばあちゃんとのエピソード。
そして、次のページに材料の分量と、作り方が載っています。

う~~~ん。
作ってみたいと食指が動くかどうかはまた別として、
材料をそろえるのがそもそも難しそうな料理ばかりです。
そういう点で、レシピ本としては重宝はできなさそう。
その代わりと言っては何ですが、
材料を紹介する写真は、ただ食材が並べてあるだけと言えば言えますが、
ガリンベルティさんが並べたのか
とっても、写真映えします。 アーティスティック!
ん? 置物? 飾り??
と思う食材も、次のページで 「あ!? 材料!?」 って衝撃も
あったりとか。 ^^;;;;;

食材の後ろにおばあちゃん、そして、その後ろには
それぞれ個性(お国柄も含む)が滲み出ています。
孫が作った系譜なの♪ とか、 家族の写真なの♪ とか
とっても片付けの行きとどいたキッチンもあるし、
な、なんでもありそうですね? ってキッチンもあるし、
ガス・水道・電気がそろっていることがスタンダードではないと言うことも
教えてくれます。
食材が必ずしも豊富でない地域もあるってことも、勿論。

そしてなにより…
食事をするということの重要さを思ったりします。
ここに出てくる料理は、
食べる人のことを思って作られる料理です。
美味しく食べてもらいたい
身も心も元気になってもらいたい
そういう思いが込められた料理です。
実はそれこそが、料理を美味しくする魔法の調味料だと
私は思っています。

そういう点で、優しい優しい1冊です。


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