これもまた例によって例のごとく
books A to Z
で紹介されていた1冊です。
形態としては絵本なんですが、文字は小さく、ページ数も結構あるので
所謂、幼児向けの絵本とは一線を画します。

1914年8月に出航したエンデュアランス号の冒険を綴ったストーリーで
実話です。
乗組員は、28名(途中脱落者&密航者も含む)。
旅の大事なパートナーとして、犬69頭。
その一行が南極大陸横断を目指します。

絵は色鉛筆で描かれていて
乗組員や犬たちが概ね小っさ~~~~く描かれます。
対して、眼前に広がる氷原や空や海の大きさときたら!!!
これだけの人数が乗って、犬が乗って、それを支える食料や服や
燃料やその他もろもろ生きるために必要なものを積んだ船なので
小さい筈はないですが
ページの中、海に浮かぶ船はどこまでも小さく頼りなく見えます。

この本の最後
「たった一つの真の失敗とは、そもそも冒険をしようとしないことだ。」
の言葉で締め括られているんですが、
私はーーーー、ムリだーーーーーー
この絵本を見て、欠片も冒険に出たいとは思えません。

自分自身だけに災難が降りかかるんならまだしも、
自分以外のものに被害が及ぶと言うのが…
必要な犠牲だった
そうでしょう! そうでしょうとも! だけどっ!!
となってしまいます。
勿論、最小限で最善の犠牲なのでしょうが、
犠牲にされたほうはたまったもんじゃない…。

植村直己さんだったっけかなぁ
冒険は行って帰ってきて初めて冒険だとおっしゃったのは。
確実に帰ってこらえる計画が立てられないのは冒険でなく
ただの無謀だって。

身代わりになるものありき、の冒険は、ではどちら??

偉業に関しては、もう、すごい!の一言ですが
読み終わって残るこの胸のもやもやは一体何なんでしょう…



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