ってことで(?)
劇場公開の順序としては逆になってしまいましたが
1つ前の記事の映画と同じ新海誠監督作品です。
2007年に劇場公開されたようですが、
私が見たのは、つい最近です。
”最新作が封切られる前に過去作品をどうぞ”
って、テレビ放映されるパターンですね。^^

ストーリーは全3話から成り立っていて、それぞれ
『桜花抄』『コスモナウト』『秒速5センチメートル』と
タイトルが付いています。
主人公は、遠野貴樹… かな、たぶん。
(実は ”時間” が主人公なんだって気がしなくもないけど)
その貴樹の小学生時代から大人になるまでを3話で描いています。

私たちの住む現実からかけ離れたような
劇的な出来事は何一つ起こりません。
個人的には大事件(例えば転校とかさ)は起こっても。
でも、そんな何気ない日常を
本当に存在し得る美しい風景をバックにして
丁寧に描いています。

架空の物語の中では
偶然は必然で、出会うべくして出会った人たちは
ハッピィ・エンディングを迎えるか
とてつもなく悲劇的な結末を迎えるか、だったりすると思うんですが
これはそのどちらでもなく、
運命的に再会を果たしたとしても、それに気づかず、
時間に流され、日常に埋もれていくかのように描かれます。
(あくまでも、私の見立て)
淡々としている分、見終わった後、余計に気持ちの持って行きどころが
分からなくなる作品です。(笑)

第1話の『桜花抄』の中、貴樹とその初恋の人である明里は中学生で
(その回顧シーンでは、小学生)
所謂、”子ども” なので、それぞれの親の都合に合わせた生活を
送らざるを得ない立場。
貴樹は明里を守れるだけの力が欲しいと思うんですが、
それは無理だと言うことも分かるほどには大人です。

このシーン、『なんて素敵にジャパネスク』の ”吉野君(よしののきみ)” を
思い出しちゃったな…。
吉野君も瑠璃姫を守っていける力が欲しいと望んだんだっけ。
それが後々大変なことになるとも知らずに、無邪気に真っ直ぐに。

私は子どもの恋が大人の恋と全然違うとは、考えてなくて。
それは私がどっかお子ちゃまだからなのかな………
あ。私のことはどうでもいいんだった。
そう、うん。だから、えっと
儘ならなさが切ない章だったりするのです。第1話。

同じく『桜花抄』の中、
桜の花びらが落ちる速度が秒速5cmだと言うセリフがあるんですが
桜の花びらの落ちる速度は秒速50cm… でしたよね?お師匠さま?
因みに蛍の飛ぶ速度も秒速50cm。牡丹雪の降る速度も秒速50cm
日本人の琴線に触れる速度なんじゃないかとお師匠さんは推察されてましたっけ。

もし、桜の花びらが落ちる速度だと言う認識でタイトルをつけたのだとしたら…
はい。
そういう映画だと思います。



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