2016.09.03 君の名は。
今話題の1本でしょうかね?
新海誠監督の最新作です。観てきました!

新海監督の作品は
『言の葉の庭』と『秒速5センチメートル』を観ていて、
今回で、3作目になります。
前の2作は、スペクタクルなストーリーではなく、
その辺に転がっているような身近で小さな物語を
そっとすくい上げたかのようなお話でした。

でも、今回は違いますね。
監督は、”これは男の子と女の子が出会う物語” と
仰っていたような気がしますが、
そういうごく普通の日常を物語の芯に置いてはいても、
その背景が、かなり波乱含み。
SF!! でした。

東京で生活している男の子と田舎で生活している女の子の中身が
これと言ったきっかけもなく、突然に唐突に
しかも、不定期に入れ替わってしまうと言うお話。
こう言う設定は、それだけでも面白いですよね。
『転校生』も面白かったっけなぁ。
男の子と女の子じゃなかったけど
『民王』とか、『パパとムスメの7日間』とかね。
でも、この『君の名は。』は入れ替わることが話のメインじゃないんですよ。
勿論、入れ替わってしまうことが、物語上重要なんですが。

しかも…
あ、ネタバレになっちゃうかな。
ネタバレが嫌な方はここから先は読んじゃだめですよ~

今挙げた3作品の入れ替わりは
身近に生活している人同士の入れ替わりで
時間軸も同じです。

が。

『君の名は。』は違います。
違う時間を生きる者同士の心が入れ替わる。
だから、片方が片方の未来の時間を生きています。
不思議でしょう?
まぁ、そもそも遠方の何の縁もゆかりもない人間同士の心が入れ替わっちゃう
ってこと自体がもうありえないっちゃ~ありえないんですけどね。

や、そう、ではあるんだけど…

入れ替わりを体験しちゃう少女・三葉(みつは)は神社の娘で
代々巫女を務める家系のようで。
だから、元々ちょっと ”力” があるのかな。
で、”そういう血筋” 故か、おそらく過去に巫女を務めたことがあるであろう
三葉のおばあちゃんの言葉は少し謎めいて意味深です。
その意味深な言葉の中には時間についてのこともあって
語られるシーンでは「へぇ~」と思うくらいですが、
それが後々物語の中、ボディーブローのように効いてきます。

あ~、これ以上書いちゃうと、とことんまで書いちゃいそうで
それは現在公開中の映画についてはやっちゃいかんよな?
ってことで、
これから先のストーリーについては口を閉ざすことにして。

『言の葉・・・』でも、『秒速・・・』でも
今回でも思ったけれど、
とにかく絵がきれいです。
うるさすぎない色づかいは、身に馴染んでほっとします。

実写かと思われるくらい細部にわたってまでリアルな絵はでも
さりげなく雑音(?)はカットしてあって
だから、実写よりも1トーン美しい街並みになります。
この辺に、絵であることの意味を見出しちゃったりしてます。

新海監督は、優しい方なのかな…
新海監督の描く絵は
世界はこんなにも美しい!
残酷なこともあるけれど、
それでも世界はこんなにも美しく、
それを見るためだけにでも生きる価値がある

と、一言のセリフになっていなくても、訴えかけてきます。
胸がぎゅっと痛くなるほどの美しい景色はでも
架空の風景ではなく、普通にちゃんと存在しているレベルで、
見ようとさえ思えば、見られるんですよね、実際に。

ま、今回の星が降る夜のシーンに関して言えば、
普通に見られるレベルの美しさとは言い難いですけどね。^^;;;


酷評なさる方もいらっしゃいますが、
映画と言うファンタジーの世界でのお話です。
現実とかけ離れていても、私はいいと思います。

私は…♪ 好きな1本です♪♪


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