books A to Z」で紹介されていた一冊です。
表紙だけ見ると、マンガかなと思ってしまいそうなんですが違います。
竹宮惠子さんの自伝でした。

実は、本書のタイトルになっている ”ジルベール” が出てくるマンガ
『風と木の詩』は読んだことがありません。

と言うか。

マンガ、あまり幅広く読んでないかもなぁ。
マンガ雑誌に至っては買ったことすらないんですよねぇ。
近所の同級生のお姉さんから譲り受けることはあったけど、
何故か読むと頭痛に襲われると言う相性の悪さ!でしたし。

ま、それはいいや。
『風木・・・』は読んだことないんですが、
『ファラオの墓』も『地球へ・・・』も読んだことがあります。
『地球へ・・・』は学級文庫に誰かが寄付してたものを読んだんですが
なんか、中途半端な巻だったように記憶してます。
その後、映画化されて、それを観たんですが…。
衝撃的でした。

それまで、戦争反対一辺倒だった私ですが、
では、理不尽に降りかかって来る火の粉を払うことまで
すべて否定するのか?と考えるきっかけになりましたからね。

あぁ、違う違う。
そこに盛り上がってたら、感想書けないんだった!

本の中身は、冒頭に書いたように
竹宮先生の自伝です。
デビューのころのことから、大学でマンガを教えるまでの
波乱万丈な半生がみっしり詰まっています。
萩尾望都さんと共同生活してらしたことがあったんですね。
ビックリです。
そして、萩尾さんに対しての思いも。
ちょっと竹宮さんの 『ロンド・カプリチオーソ』 を連想してしまいました。
(大好きで、大切な存在だけど嫉妬せずにはいられないってやつ)

”少女マンガ” という括りって、漫画家さんにとって結構な足かせだったんですね。
結構 暗黙の了解と言うか、言わずもがなのお約束事が存在していたみたいで。
(まぁ、それって、どこの世界でもそうか)
で、竹宮さんはそれに対して、仲間と一緒に反旗を翻した! と
その革命が何とか形になるまでの軌跡を描いてます。

ラジオで紹介されたように、その闘いの顛末は
才能がある人ですらあがく様子が描写されているので
”あがく勇気” が湧く1冊かもしれません。

それにしても。
こう言う一流の方々の個性の強さって独特です。
個性の強さ、我の強さ、主張の強さ。色、濃いぃ~~~です。
自信があるからかなぁ…
それとも、
闘争心なきものにはクリエイティブなことはできないのか。
こう言うパーソナリティーを見聞きするたび
自分のカラーのあまりの薄さに愕然とします。
薄いと言うか、もう、無色透明無味無臭と言う感じ。
それはそのまま、生体エネルギーの薄さにも通じているような気がします。

なんか、圧倒されて読み終わりました。
熱量、高かったです。
そういう熱に焼かれたい方にお薦め♪



Secret