またかよっ!とツッコミ入れられちゃいそうですが、
またまた ”Books A to Z” で知った1冊です。

作者はレベッカ・ステッドさん。
タイトルからちょっと想像付いちゃうかな。
図書館では児童書に分類されていた書籍でした。

12歳の女の子、ミランダが主人公。
そのミランダのもとに、メモが届きます。
謎めいた… 予言めいたメモが… しかも4つも!

最初のメモ。
確かに自分のイニシャル宛てのメモだけど…
図書室から借りた本の中に挟まっていただけだし、
自分宛のモノじゃないかもしれない…
しかも、況やそのメモが自分宛てのものであったとしても
書き手は十分に詳しく書いているつもりなのだろうけれど
ミランダは、読んでも何の事だかさっぱりわからない。
2つお願いがされているけど、それをどう実行していいのかも
よく分からない。

ミランダはやりようがなくて、最初のメモを無視します。
そして、届く2枚目のメモ。
今度は宛名はイニシャルでなく、ミランダと名指しされています。
メモが出てきたのは、バイト先のパンの袋の中から…。
でも、やっぱり内容は不可解…

第3のメモは服のポケットから。
今度のメモは文章と言うよりも、単語が記されている感じ。

ますます謎めいて、ますます薄気味悪いんですが、
かと言って、ミランダにも対処のしようがないわけです。
そして、そんなちょっと怖いようなことも
ミランダの日々の一風景に過ぎないって扱いです。
そう、実は大した事件なんだけど、ね。

ミランダにとっては、それよりも
親友の男の子と何故か絶交する羽目になったことや
ちょっとしたきっかけで急接近することになった女の子や
小難しいことを考えてる男の子や
学校で取り組んでるパノラマづくりのことや
ママとその恋人のことや、クイズ番組のことや
勢いで始めちゃったアルバイトのことや
道にたむろしてる悪ガキたちのことや
好きになった男の子のことなんかのほうが
差し迫って、気がかりなことだったりするんです。

そういう12歳の女の子の風景を丁寧に描くことで
大事件をその中に埋もれさせて展開していくこの話はでも
タイム・リープの話なんだよな~、意外なことに!
そりゃそうですよねぇ。
自分と今すれ違った人が未来人だとしても
それを知る術がなければ、ただの通行人Aにすぎないですもんね。
そこは大事件になりようがない。
もし、相手が自分は未来人だよって教えてくれなければ。

最後には霧が晴れるように
謎が明らかになっていくんですが
ちょっと切ない幕切れです。
でも、タイムトラベルものって、切ない終わりにならざるを得ないのかな。

アシモフとか、クラークとか、ハインラインとかの
バリバリのSFは苦手と言う人にもお勧めできるSFです。
読んだ後には、ふと、今隣にいる人が未来から来た人なのかも…
なんて、妄想で遊べます♪ (なんちってー)



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