”Books A to Z” で紹介されたのを聞いた時、
何とも身につまされて、胸の中がざわついたんですが、
読み終わってみたら、ざわつくどころか、
あふれる閉塞感にやられて、げんなりぐったりです。

著者は双木あかりさんと言う方です。
1990年生まれということなので、現在、24か25歳でらっしゃるかな。
お若いです!

中身はタイトルが表していますね。
就職活動をすることで、心に大きなダメージを負ったあれこれについて
冷静に分析しているような内容です。

しっかし。
この苦しさを逆手にとって、卒業論文に仕上げてくるというのは
見上げた根性です。逞しいわ…
転んでもただでは起きないぞ! というバイタリティーを感じます。
その逞しい双木さんでさえ、苦戦を強いられたのですから
そうじゃない人の状況は推して知るべしでしょう。(;_;)

○○活動って言葉、増えましたね…
そこには、やらねばならない! という、切実なイメージがつきまといます。
寧ろ、悲壮感さえ漂うような。
でも、同時に、その必死さを冷やかすような視線も感じる言葉で
私は好きじゃありません。
カタカナになると、尚更かな。

えと。内容でした。
今の就職活動って、こんなに厳しいんでしょうか。
ひとり24時間営業みたい。
それも、いっときたりとも心休まる暇がないって!?
これで、心身ともに疲弊しなかったら、それのほうがおかしいくらい。
就職戦線が終わるころには、就職先が決まっているにしろいないにしろ
廃人になってそうな勢いです。

では、何故にそんなことになっているのか???

これは思うに、過多に情報があって、
過多に応募できる環境になって
過多に連絡ツールがあるせいなのでは?と。
(お互いの1つ1つの”密度”が薄まってしまったとでも言えばいいのか…)
便利がつまりは不便を作っている気がしてなりません。
でも、この道は、一本道。後戻りできない道なんですよね。
うーーん。

本の中にあるように
就職できた人は優秀で、出来ない人はダメ人間って
就職活動中には思えてしまえそうですが…
でもね。
既に会社で働いている人だって、神様じゃなくて普通の人ですよ。
自分のお父さんやお母さん見れば分かるじゃない?
突出した天才的な人なんて、滅多にいないです。
そうじゃなかったら、そもそも”天才”なんて言葉自体存在しないはず。
でしょ?

ただ。
ここで、どんなことを言ったとしても、現実は変わらず、
つまりは、ヘットヘトにならざるを得ない就職活動を
新たな方法が見つかるまでは、強行するしかないんですよね。
新たな方法のヒントも本の中に見え隠れするような気もしますが、
実現するには、まだ当分はかかりそうです。

と、言うことで。
この本では、就職活動に向けて、どういうファイティングポーズをとればいいのか
そして、本来はそんなにある筈のない ”シューカツ”というプレッシャーからの
心の守り方の一例が書かれています。
就職活動についての ”ハウツー本” じゃないけれども、
取り組む前には読んでおくと、少し気が落ち着くかもしれません。
うん。たとえ、状況は変わらないのだとしても。

それにしても…
本当に酷いプレッシャー。
ある種、虐めにしか見えません。 はぁ… (凹)



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