変わったタイトルなんですが…
内容も変わってます。(笑)
タイトルに偽りなく、完全な私信を書籍にしたものなので。
books A to Z」で紹介されていて、興味をひかれたんですが、
もし、そうじゃなかったら、完全素通りだったであろう1冊です。

お父さんのロジャー・モーティマーさんが
およそ4半世紀にもの長きにわたり
不肖(?)の息子、チャーリー・モーティマーさんへ書き送った手紙の数々。
その手紙に、ところどころチャーリーさんの解説が入ります。

こちらもタイトルに偽りなしなんですが、
チャーリーが最後に手紙を受け取るまで、チャーリーは定職についていません。
はいはい。30代に突入してもなお、なんです。
だけどさ~、人間、定職に就いてなくても何とかなるのね。^^;
なんか、別の意味で感慨深かったです。
まぁ、相当数のトラブルに巻き込まれた感はありますし、
身体もボロッボロだったりするのかもしれないですけども。

さて、肝心の内容なんですが!

初期のころは、なんとかまともな生活に戻そうと叱り口調ですが、
段々、元気にやってるか? 的な雰囲気が色濃くなり、
後期に入ると、自分も歳をとって、かなり弱気な発言が増えます。
ただ、手紙の間中、ぶつくさぶつくさ言うのは徹底していて、
ちょっと雰囲気が、某元プロ野球の監督さんみたいで…。
途中から、想像するビジュアルが元監督さんになってしまいました~

恐らく、説教じみたことばかり並べ立てては手紙を読んでするもらえない
と、考えているんでしょう。
手紙は、家族やご近所さんや知人友人のゴシップでいっぱいで、
本当に言いたいのであろうことは、短く、2,3言に抑えてあります。

息子を心配しつつ、憤慨しつつ、やっぱり心配なので、
金銭的な援助をしてしまう。
自業自得だと思ってはいても、最終的には突き離せない親心。
「おもろうて やがてかなしき ・・・・・」
ってな趣です。

それにしても。
お父さんが書いてよこすご近所のゴシップって
如実にイギリスの一般的な風景なんでしょうが、
結構、荒れてるんですね。
飲酒運転も、事故も、泥棒も、強盗も、酒も、ドラッグも、詐欺も
ものすごーーーーーーーーーーーーーーーく普通のことみたいに
私には見えました。

だもの、定職に就きたくとも、その職が極端に少ないのかも。
じゃなかったら、こんなに社会全体が荒れたりしない… よね????
それとも、そんな風に思うのは、
温室みたいな日本育ちだからなのかな???


自分が、そこそこ大きくなった子どもを持つ親の身だからでしょうか
手紙に込められている思いを切なく感じました。
書かれている内容は、「おいっ! おぉ~~いっ!!」って突っ込みどこ満載
ではあるんですけどね。

20歳前後の人にも読んでもらいたいけど、
読んで ”分かる” 人なら、読む必要はないのかもなぁ。
その親の世代(つまり、私とおっつかっつくらいの人)には、
身につまされるところがあるかも。

あぅ。私、複雑…



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