2015.05.24 第2図書係補佐
小説『火花』が話題の芸人さん、又吉直樹さんの
”本に関するエッセイ” って本です。

もんのすごい読書家でらっしゃるんですねぇ、又吉さんて。
1週間に10冊!?
早っ! 読む速度!! 早っ!!!
お仕事もして、お笑い番組もチェックしつつ、
週に本10冊って、どれだけ早く読めば達成できるんだ?
睡眠時間減らしてるとか???
そう言うことかな。それとも、読書家たるのものそれくらいが普通?
ま、いっか。そこは。

さて、この本、本を紹介するエッセイなんですが、
感想とか、レビューとか、批評とか、内容の解説とか、
そういう形の紹介ではありません。
自分が過ごした時間が語られて、その傍らにはこんな本があったなぁと
そんな感じの紹介です。
勿論、その過ごしてきた時間とその本の内容が
まったくの無関係ではないんですけど、深くリンクもしないという
なんか独特の手法です。

独特なんだけど、なんとな~~~く紹介されている本を
読みたくなるという…

さすがに読書家だけあって、文章が魅力的。
加えて、TVでもお見かけするので
その風貌と、口調も分かっている分、
あぁ、こんな風に語っておられるのだろうなぁと
想像がつく分、その面白さは割り増しするかもしれません。

私は電車の中と公園の緑陰という一人ぼっちの空間でなく
公共にオープンな場所で読んだんですが、
紹介と言うよりは自分のエピソードに傾く文章が
あまりに面白くて始終ニヤニヤ、ときには吹き出してしまい
周りの人は、さぞかし気味悪かっただろうなと今反省してます。(遅っ!)

巻末に芥川賞作家の中村文則さんとの対談も
収録されているんですが、
その対談も含めて、本読みってやっぱり少し変りものなのかも…と
思ってしまいました。
本読みがズレているのか、ズレてる人が本好きになるのか
はたまたその両方なのか。
私の本の読み方は、遠くお二人のレベルに届かないけれど、
気質的には、仄か~~~に共通項があるような気がします。

紹介されている本は47作。
どの本の紹介も、元々フリーペーパー内での連載コラムだっただけあって
短めです。
そして、どの紹介も、思わずニヤニヤしてしまう代物。
又吉さんのファンならずとも、本がそこそこお好きなら
きっと楽しめる1冊です!
おすすめっ!


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