『鮎川教授 最後の授業』というドラマのある回の話。
東大の元教授が歴代のもっとも優秀だった教え子たちを集め
問うたのが
「なぜ人を殺してはいけないのか?」

しかも、さらりと問うだけでなく、
鮎川珠光ゼミ特別課題と銘打ち
”経験と知識を総動員し、考察して述べよ”
と言うテスト用紙(?)まで用意して、その上監禁までしての問い。

自分は人を殺したくてたまらなくなったから、
その衝動を理論的に抑えてくれと、
猟銃の銃口を向けて言うのだけれど…。

ドラマの中、優秀な頭脳集団をもってしても
「そんなものに明確な解答などない。」
「どんな優秀な頭脳が揃っても人を殺してはいけない理由なんて提示できない。」
と言わしめるこの質問。

教授による監禁と脅迫も由々しき事態ですが、
殺人をしてはいけないことについて、明確な理由はない
と言う解答が何よりもショックで。

何故と言う問いの意義
殺してはいけない人とは何か
殺すとはどういうことか
いけないとはどういうことか
法的正義と法的責任


と言う段階を踏んだ理論的な解答さえ
明快な解答とはならないって? え、ホント????
法律にも人を殺すなかれと言う条文はないってホント!?

なんか… 酷くショックで。
そうか、理由なんてなかったのか…。

別のアニメで
人を殺す理由(動機)は種種雑多色々あるけど、
人を助けるのに理由なんかないだろ?
ってな台詞があって、そのときは、あぁ、そうだねって
すんなり思ったけど、
”寧ろ”なのか。

やたらと多い、世界中の血が流れる事件。
それは、ただただ、自分を存続させる本能のようなものに起因する
ってことなのかな。

『かないくん』だの『風に立つライオン』だの
生命についての一考察を見た後に
全く逆のベクトルでの”生命について”。

なんだろ? なんだろ? なんだろ??






もう、ひたすらただショックの一言。




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