ニコ・ニコルソンさんと言う方のコミックです。
やっぱり(?)”books A to Z”で紹介されていた1冊です。^^;

コミックなので、こりゃ~図書館には置いてないだろう
でも、モノは試しだから、検索掛けてみようかな
なんて、探したら。
え!? うそ!? ありました!
そう、あったんです! コミックなのに!!
でも、そうですね。 内容が、内容ですから、あってもおかしくないのかな。

タイトルからなんとなく想像できるように
東日本大震災で被災して、そして… のことが書かれています。
一括りに被災と言っても、その程度には天と地ほどの開きがあって
この本を読まれて、
こんなもんじゃなかった。こんな幸運に恵まれた人は稀だ。
という感想を持たれる方もおられるようですが、
じゃあ、ニコさんご家族が楽だったかと問われれば、
決してそういうことではなく。
幸運はあったにしても、それでも大変だったあれこれが
比較的明るい調子で描かれています。

人間、悲惨な状況になれば、それを悲しみもするし嘆きもする。
だけど、同じくらい当然のように、時は流れて
どういう形であれ、生活をしていくものなんですよね。
当たり前なんだけど、当たり前なんだけど。

在宅中に津波に襲われ、1階部分は水没するも
2階に逃れて、何とか津波をやり過ごす。
家も流されることなく元の場所に踏ん張ります。
が…

新築が認められない地域に指定されたので
1度解体すると言うことも出来なくなり、
リフォームを目指すことになります。
お金はなぜか(笑)、おばあちゃんが掛けていた保険金で
賄うことも出来て、この辺確かに幸運ではありますが、
同時進行で、
おばあちゃんの痴ほう症が…
お母さんにも大変な病気が見つかり…
でも、ニコさんは東京で漫画家としての仕事があり…
もう、私だったら、どうしていいか分からなくなって
パニックに陥ること間違いなしの状況です。

ところどころ、軽く冗談を挟みながら
明るく笑い飛ばすようなタッチで話が進むので、
泣き虫の人でも、泣かずに読み切ることが出来ると思います。

深刻すぎずに、だけど、被災者のリアルは垣間見られる1冊。
被災状況のレベルは千差万別で
ニコさんの体験談が最悪レベルのことじゃないと分かった上で
読むのは、”あり”だと思います。


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