2014.12.04 新・姥捨て山
ドイツと日本で看護師がその立場を利用して
患者を殺害すると言う事件が起きました。

ある意味、なんて効率的な殺人…
(日本での事件は犯行否認中ですが)

信頼関係が必要な医療機関でまさかの犯行。
本当に、耳を疑うような事件です。
ドイツの看護師に至っては、犯行動機が
「退屈だったから」って…
「太陽がまぶしかったから。」のムルソー並みの不可解さ。

だ、けれども。  と、ふと考えました。

日本はこれから超高齢化社会を迎えると言われています。
大人数の高齢者を少人数の若者で支えていく社会。
啄木じゃないけど
働けど 働けど なお我が暮らし 楽にならざり じっと手を見る
なんて、働く世代が夢も希望もなくて疲弊だけがある
なんて時代になりそうです。

この事態を払拭するには。

国の財政が立ち行かなくなった未来、
もしかして、ある年齢に達した人には全員に
”安楽死選択申し込み書”なんてものが送付されるように
なったりするかもしれません。
安楽死を選択した人の家族には、それなりの手当てが入る
とかそんなふうに。
本人が認知症患者の場合は、家族にその選択権がある
なんてことになったとしたら、心折れる人もいてもおかしくない。
そうやって、病院で合法の殺人が日常のことになったりして。

怖い発想ですが、あり得ないことじゃないように思えます。

『姥捨て山』は、民話・伝説の域を出ませんが、
そういう発想がどこか人間の意識の奥深くにあるんでしょう。
だとしたら。
民話が生まれたころよりも、さらに高齢者の知恵の価値が
より下がってしまうだろうと思われる未来社会は?

誰かしらを犠牲にしないとやっていけないほど国が逼迫したら、
国は誰を犠牲者に選ぶのかな。

う~~~わ~~~
暗澹。



Secret