中村航さんの小説です。
もうすぐ公開の映画の原作…。

「クリスマス」と言う単語には、少し特別感がありますね。
(キリスト教の人とはまた全然違うと思いますが)
何か特別なことが起こりそうな、
時間がキラキラしそうな、そういう予感を孕んだ言葉。
そういうイメージがあります。

そして、この物語は、まさにそういうお話。
可愛らしい物語ではあります。
ふにゃっと微笑んじゃうような感じ。

だけど…。
ビックリするほど、ピュアで不器用な恋物語は
今どき、中学生でも鼻で笑いそうな気もしちゃう。

冬が始まった頃に、まだ付き合い始めて間もない2人が
ふわふわ幸せな気分で見られるような映画になりそうだけどね。
ストーリー的には。
実際クリスマスには、こんな可愛い奇跡がお似合いだけど、
でも…
それだけのような気がする。

ハッピーになれる、ウキウキ出来る。
そういう点では、きっと及第点。
華やかなイルミネーションで飾られた街
明るい音楽で彩られた街にはとても似合うお話。

現実はもっと痛かったりするけど、
刹那、そんなことから目を逸らさせてくれそうなお話。

なんだけど、
で? それから???
ふと、意地悪にそんな風に思ってしまう。

綿菓子みたいな話。
ふわふわ可愛らしくて、甘くて、だけどその実、
空気を多く含んで膨らんだだけの砂糖は捉えどころがない。
ペロンと舐めると、すぐに小さく縮んでしまう。 的な。
(とか言いつつ、綿菓子大好きなんだけどね ^^;)

主人公の”光クン”は、当て書き?と思うほどぴったりかな。
「優しくってちょっとバカ」な光、だなんて
どこかで聞いた歌のタイトルみたい。
まぁ、もっとも、この話の主人公みたいに
女の子にベッタリ頼りっきりなんてことはしなさそうだけど。

ん~~~~~。
もう、祈るしかないや。
魔法が掛かりますように 魔法が掛かりますように
魔法が掛かりますように 魔法が掛かりますように……



Secret