2014.02.28 言の葉の庭
とあるCMを見たときに
「あ、『サカサマのパテマ』…」
って、瞬間的に思ったんです。

人は大抵の場合、思い出したいと思ったときに
必要に応じて、自分の記憶の引き出しを開けるものでしょうが、
私の場合、こんなふうに突然勝手に開いちゃったり
するのですよね。^^;;;;

しかも、悪いことに、
内容を良く知りもしない!!
ただ、作品のなんとなくのイメージしか知らないのに
勝手に開いちゃうんですよ。

困ります。

何で困るかと言うと、
今度は、それが気になって仕方がなくなるから。
好奇心が強すぎるというか、何と言うか…。
欲張りなんですよね。”物語”に対して。^^;;;

で、頼るのは、映像の場合は、ツ○ヤさん。
近頃、録画したものですらまともに全部見られてないから
DVDレンタルってしなくなったんですが、
気になったら、もう止まらない。
探しに行きましたとも。

そしたら、無い!!
近くの店舗では取り扱いがありませんでした。
ちぇ。

でも、同じく、アニメで気になった作品があったよな~
なんて、余計な事を思い出し
借りてきたのが今日のタイトルの作品。

ひぇっ! 前置き長くなっちゃいました。

作品としては、50分にも満たない短い作品です。
その中で、地球規模の大事件が起きるわけじゃなく、
魔法や妖怪なんかのファンタジックな話でもなく、
ただ、淡々とその辺にあるような日常を描いているだけの作品。

15歳の男の子と、27歳の女性が出会って
別れていくだけの作品。

でも…
その”だけ”が、とてもいいんです。
もんのすごい波乱万丈じゃないんだけど、
だけど、なんの事件も起きないわけじゃなく、
何と言うか、”程よい”んだなぁ。

”雨”と言う小道具、いや、舞台… かなぁ
がとても効果的に使われています。
普通の人が持つ、雨に対してのイメージってありますよね?
その雨が持つ鬱陶しさを逆手にとって、上手いんだなぁ、扱いが。
雨って、疲れたときには耳に心地よかったりするけど、
そういうイメージも上手く織り込んでいて。

そして、そして。
そういう幾重にも意味を含んだ”雨”ゆえだと思うんだけど、
その雨の描き方が、本当に美しいのです。
空から降って来る一粒一粒が…
車窓に一時とどまる、一滴一滴が…
地面に振って跳ね返るその一々が…
突然、激しく降るその様子でさえ…
全て美しい。
この雨を見るだけでも、一見の価値があると思います。


傷が無い人はいない。
悩みが無いって人もいない。
人は傷ついて、悩んで、あがいて
何かしら光を見つけて生きていく生き物なんでしょう。
何がきっかけで、傷が癒されるのかは
10人いたら、10通りの答えがあるのでしょうが
方法は何でもいい。
ただ、光に向かって歩いていこうと思う気さえ起これば
歩いていけるものなんでしょうね。

通り雨のように、さっと心の中を潤していく
そういう”縁”が
静かにしみてくるような作品でした。

梅雨のころに見たら、
もしかしたら、雨がイヤじゃなくなる… かも♪



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