2013.11.09 人魚姫
アンデルセンの『人魚姫』は、なんとも切ないお話。
でも、だからこそ愛されるのかな。
かく言う私も無理やりなハッピーエンディングより
切ない終わり方のほうが好きだったりします。
(あ、性格悪いからか???)
ディズニー映画の『リトル・マーメイド』はだから、
大幅にずっこけたもの…。

ま、いいや、それは。

末っ子の映画を見に行ってきました。
既に原作は読んでいて、原作を愛し過ぎることはなかったので
安心して見に行けました。(ヲイッ!)

江ノ島、湘南、江ノ電…。
おなじみの場所やものが話の舞台として映像化されていると
なんか、不思議な感じがします。
フィクションの世界の出来事なんだけど、
どっか地続き的な感じと言うか。
なのに、絵がとてもきれいで。
だから、地続きなんだけど
あ、違う世界の話なんだなって思うんですよね…。

さて、と。
映画でしたね。

ユニット内で、一番華やかなオーラをまとっている末っ子さん。
だけど、それってやっぱり「見た目」だけのことじゃないのね。^^;
同じ「見た目」であっても、ちょっとイケテナイ風になりえるんだなぁと
映画を見てて思っちゃった。
この物語、”王子様”が完璧じゃないからいいんだろうな…。
ちょっと欠けてる(ってか、結構欠けてる)王子様だけど、
貫くってほどのバリバリの正義感の持ち主ってわけじゃないけど、
そして、ちょっとだけズルイところもある王子様だけど、
大切な人をただただ真っ直ぐに思えるのって素敵だと思う。
この辺に、女の子の憧れがあるんでしょうね。

また、女の子のほうも、可愛くて。
男の子が言われてみたいだろうなと思う台詞満載でした。
見た目が可愛いってのは、確かに重要ポイントだろうけど、
「会えなかった時間、10年間を一緒に埋めて。」
って、背中にかじりついてる彼女に言われて
その一途な思いに蕩けない男の子なんている???

そんなところが、”きゅん”とさせるポイントなんでしょうね。

だけど。
起承転結の「転」の部分が突拍子もないのに
結構さらっと受け入れてる主人公がちょっと不可解かな~。
ファンタジーだから、と言えば言えるんだけど
”ファンタジー”と言う”魔法の杖”があれば何でもありってのは
ちょっと違うと思うんだよね。

それと、彼女の秘密は、原作を見て知ってしまっているわけですが、
それでも、ハラハラできると良かったなぁ…
それは、我が儘ってもんでしょうか。^^;
我が儘、だろうなぁ。
だけど、王子様の質問に答えそうで、
そう、今にもちゃんと答えそうな雰囲気を出しつつ、
最後のところで踏みとどまって上手くすり抜ける感じとか
もうちょっと味わいたかったかも。^^

彼女に関してのすべてが音も無く少しずつかき消されていくシーンは
秀逸でした。
ファンタジーの映画を借りるまでも無く、
人の記憶は儚い、と言うのは、周知の事実。
あぁ、そう。何かを忘れていくって、こんな感じなんだよなぁ。
哀しくて、そして… 怖い… です。
(とか言いつつ、鬼畜な私は同じような話を書いてるけど!)

あとは、ラストシーンかなぁ。
あれは、たとえ作品としてのバランスが悪いとしても
たとえ、ちょっと雑な終わり方なのだとしても
原作のほうに軍配を上げたい。
余韻と予感を残す方法は悪くなかったけど、
『人魚姫』は、うたかたになってしまうほうがよくない?
何一つ欠けることなく、末永く幸せに暮らしましたとさ、よりも。

あ~~~、私って、絶対意地が悪いわ~~~~~(;_;)



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