タイトルまんまストレートに句集の1冊です。
特筆すべきは、その句を詠んだ俳人が11歳の男の子
だということ、ですかね。

雅号(?)小林凜くん。
小学校入学当時からかなり酷いいじめに遭い
不登校を選んだ男の子の句と、その句に付けられた絵と
そこに至るまでの事の次第や心情を綴った
お母さん、お婆ちゃんの文章が載せられています。

壮絶ないじめ。命の危険すら感じるほどのいじめ。
ここまで来ると、未成年の子たちの行為とは言え
犯罪レベルかもしれない…。

学校に改善を訴えても、いじめなんて無いような扱い。
いじめられる側に問題があるかのような扱い。
凜君の家族はだから、凜君の命を守るため、
学校に行かせないという選択をします。

いつだったか、そんな話をママ友としたことがありました。
いじめで自分の子どもが不登校になり始めたとき、
無理やりにでも行かせるのか、不登校を選ばせるのか、と。
私は迷わず後者を選んで、ビックリされました。
「だって、殺されるよりマシじゃない?」
って、私は言ったんです。そのときに。

教師はもはや聖職じゃないのだと認識してますもん。
アレルギーに対して、認識が甘い先生とか
(ホントに酷いと死んじゃうのにね)
自分の生徒の見た目の美醜を無関係の人に話して嗤うとか、
(その上、その女生徒が売春でもしてるんじゃないか?なんて、
 冗談でも、言ってはいけない事を口にしてましたからね)
実際見ちゃってると、信頼なんて出来ませんて。
それに、教師だって、我が身が大事。
自分の家族の事じゃなかったら面倒な事には関わりたくないし、
どこまでも他人事になるんでしょう。

勿論、そういう先生ばかりじゃないでしょうが、
そういう先生が沢山いると言うことも認識しておくべきですよね、
やっぱり。

でも実際、その不登校を実行した例を見ると迷いが生じます。
どっちが正しいんでしょう?
凜君の家族は、不登校を選んだわけなんですが、
小学校に殆ど通わなかったという事実はきっと
ついて回ると思うんですよね、この先も。
そして、
人間、全ての災難を避け続けることはできないのだとしたら…
どこかでか、闘わないといけないのだとしたら…
う~~~ん。何が正しいのか分からなくなります。

さて、そういう事情はちょっと置いておくとして。

収録されている句は8歳から11歳の頃に詠まれた作品です。
でも、とてもその年齢とは思えない語彙力、語感力。
そして、子どもならではの物の見方。
成る程、書籍になるだけの事はあるということですね。
私にもっと句を楽しむ感性と知識があれば、
もっと味わえるんでしょうが、
さらっと読んで、ふーーーーーんってなっちゃうんですよね。
もったいないな。

ただ、やっぱり一読の価値はあると思います。
おぉ!と共感できる句がたくさんあるんじゃないかな。
少なくとも、日本の四季の中生きている人ならば。

句自体、もんのすごく沢山収録されている
と言うわけじゃないですが、それがゆえに
ちょっと楽しむにはちょうどよい量かもしれません。



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