榎本博明さんの著作です。

「許せない!!」と言うほど
強く攻撃的な気持ちを持つことは、多くないですが
イラっとさせられる人と言うのは、数多くいます。
そのイラっとさせらる人の中には家族も含まれていて、
近しい人であればあるほど
イラっの度合いが強くなるような気がして、
それを解き明かしてもらうかな~と、手に取りました。

一気に読まなかったのが悪いのか、
その答えははっきりとは分かりませんでした。

でもね。
面白かったです♪♪

許せないというのは、「出来事の問題」ではなく、
「心の問題」。
当たり前のようでいて、忘れがちになることです。
許せない状況があるのではなく、許せない心があるだけだと。

ま、そうなんだけど。
凡人は、許せない心を手放せないもので、
それこそが問題なんだけど、ね。

で、この本はどうやって、自分が抱いてしまったイライラを
逃していくのかと言うことが書いてありました。
人と言うか、状況と言うか、そういうものの許し方の指南書。

日本人は元来「許す精神文化」の人たちだからね。
だから、ちょっと発想を変えれば出来るはずだよ。
ってな感じだったかな。

で、ひとしきり、その日本の精神文化について
欧米のその発想の根幹の違いも語られていて
その辺も非常に興味深かったです。

許されることで反省しちゃう日本人っていうのも
言い得て妙すぎっ。
あるあるあるある!!

この本、初めて就職する前に読みたかったな!
そしたら、カルチャー・ショックも少なくて、
仕事に挫折することなかったかもしれないのになー。
閉鎖的な田舎に育ったもんで、あまりに日本人気質育ち。
日本人の発想のほうが、世界標準と離れているんだということが
想定外だったからなぁ。(笑)
ついて行かれなかったの、その発想の違いに。

そうそう。
本音と建前なんて言い方をよくします。
で、そういう場合、大抵は「建前」のほうは、
あまりいい意味で使われたりしません。
だけど、榎本さんは、「建前」っていうのは、悪いばかりじゃない。
と仰る。
日本人が、ほぼほぼ無宗教であるのに
そこそこ規律がある生活をするのは、この「建前」に
拠るところがあるのかもしれません。

たくさんの章に分かれたこの1冊は、
読み易くはあるし、理解し易くもあるのだけれど、
ちょ~~とあちこち意識が飛んじゃうような構成かも。
少なくとも、あと1度は読み直したほうがいいかもしれない。
えっと、私のような理解力の低い人は。^^;



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