怪談えほん第3弾の1冊です。
文章のほうを京極夏彦さん、絵を町田尚子さんです。

ストーリーは、小学…低学年かなぁ くらいの男の子が
おばあちゃんのうちをたずねるところから始まります。
ちょっと…訳ありっぽい風情で。
で、そう言う心理的な落ち込みもあるんでしょうが
ふふ
その男の子、おばあちゃんちが怖くてしょうがない。

昔のおうちは、空間が広く取ってあって
部屋の隅々まで光が行き届かないのが普通。
そして、
ところどころに気配があるのが普通。
家に棲んでいるのは、何も人間だけじゃないから。
結構な大きさの蛇とか、ねずみとか
その他、虫たちとも空間をシェア(笑)する空間でもあるから。

え? 私はシェアするほうが好きかって?
そんなの!! 訊くまでもないですよ!
やだっ!!!
ま、それは、ちょっとおいておいて。

で、それだけのことなら、怪談にはなりえません。
当たり前のことだけど。

昼なお暗い梁の上、
その暗がりの中になにかいるんじゃないかと
妙に疑ってしまうのは、たぶん、人間の本能。

そして、
見なきゃいいのに、つい目を凝らしてしまうのもまた
人間の本能…。

さぁ、そこには
なにかいるの? それとも、なにもいないの?

『ちょうつがいきいきい』と違って、
全体的には絵自体は、それほど不吉でも意味深でもなく、
普通の田舎の風景って感じではあるんですが、
ところどころに”トキッ!”っとさせるものが描き込んであります。
他の部分が明るい分、余計にドキッとしてしまうよな
そんな描きかたで。

やたらいっぱいいる猫も、ただそこにいるだけなのに
ど~~~~っか不吉。
生垣に干してあるゴム手袋も、な~~~んか不気味。
静かに静かに淡々とした調子で喋る(と、思われる)おばあちゃんも
なんとなく浮世離れした感じで、
生きているという気配に乏しく見える…。

でも、そんな風に
確たるものを一切見せないまま話が進み…
そしてっ!! 悲鳴ものの1ページがぁっ。
しかも、添えてある言葉はボソッと一言。
しかも、核心を突いた、心臓に届いてくるような一言が。(T_T)
(心臓弱かったら、止まるよ…)

あ~、夜独りで眠れなくなりそう。(笑)



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