2012.04.07 B.B. ~1st story
なんで暫く『3年B組 金八先生』を
それも、第二シリーズを再放送しているんだろう?と
疑問でしたが、
成る程、教育をメインテーマにもってきたスペシャルドラマを
放送するからだったんですね。
しかも、3夜連続で。

第1夜は、終戦直後。
戦前、戦中とは土台が全く違ってしまう教育現場が舞台。
戦中にはもう既に教師で、
教え子たちに”国のために死ね”と教えた教師が
自分自身も戦地に赴き、心身ともに傷ついて帰還。
請われて再び教壇に立つわけですが…
と言う物語。

お、重たい…。(><。)
もう、戦争が絡むだけで、どうしたって暗い物語に
ならざるを得ないけどさ。^^;

元教え子が先生に向かって、”その先生の”戦争責任を
問いつめる場面があるんですが…。
どうだろうか、そういうこと、実際にはあっただろうか?
戦地に駆り立てたのは、時代の狂気であって
誰か個人を詰っても、それも、恥知らずに何もなかった
フリをするのじゃなく、
傷ついて、後悔もしている先生を詰っても
仕方ないことじゃなかろうか。

それを分かっていながら、追い詰めるかな。
責任、追及する???
それとも、分かっていても、
怒りや悔しさや悲しさ、その他、心に渦巻くない交ぜの影を
どこかにぶつけずにはいられないかな。

「正しい戦争などない。」

それはそうだと思う。
だけど、明治時代に入った頃の世界のあり方を見ると、
軍国主義へと走らざるを得なかったのも肯けてしまうのね、私。
仕掛ける側に回らなかったら、日本と言う国を1つの国の状態に
保てなかったかもしれない、と。

軍備拡大に走ったのは、正しくない。
けど、間違っていたとも言い難い。

え、ズルイ? ズルイ言い方かなぁ。
でも、私は『ジェノサイド』に出てきたようなミューじゃないから、
常にこの辺心定まらず揺れてしまうんだよな…。

現実の教育現場では、この戦争の後
”二度と子どもたちを戦地に送るな”を合言葉とするような
教育方針に大きく舵を切るのですよね。
そして、私が通っていた学校のように
徹底して反戦を謳う学校もあったりします。
今考えても、本当に徹底していたなぁ。
実際、戦闘機に追われて走って逃げた体験がおありになる
先生もいらして、
そのときのことを授業すっ飛ばしてお話しになってたし。

あ、そうそう。ドラマで少し気になったのは、
地獄の現実を山ほど見たし、自らの手も血で汚したのに
その後でなお、高潔とも思える理想を掲げるものかな。
傷ついて、打ちのめされて、自分の狡さも認識した後で
日本人としての誇りなんて言葉を口にするかな。

その辺が、少しきれいごとって気がしたな。
女性たちのなりふり構わない逞しさも描いていたから、
余計にそう見えました。


今回の主役は、若干30歳。
勉強家でらっしゃるようで、資料も相当読まれたようだし、
過去に沖縄にも広島にも行って、戦争について
取材なさってたのは知っているけれど…。

戦争はおろか、戦後の混乱期も知らず、
もっと言えば、その後の高度成長期も知らず、
バブルの狂乱もあまり関係なかったと思われる世代。

役についての感想はインタビューで分かりましたが、
軍国主義教育についてどうお考えになったか、
今の「自由」や「権利」についてどう思われるか
時代によって移り変わる様々な思想について
じ~~~っくり伺ってみたいな~と思ってしまった。(笑)


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