安房直子さん・文、降矢ななさん・絵の絵本です。

あ、絵本とは言え、読んでる暇あるのかよ!?って
思ってますか? 思ってますよね?

ふふ。
そのとーーーーりです。
掃除しろ、掃除!! なんです。
ほかにやらなきゃいけないことなんて
それこそ、山ほどあるんですけど、
でも、ここは、ほら♪ 現実逃避♪
力抜けちゃってて…。

ってか、同じ読むなら新聞読めって話なんですが、
新聞は、積んだままになってるなぁ…。

あ、話を元に戻しましょう。
『ひめねずみとガラスのストーブ』
ですよね。

女性はキラキラ光るものを見ると癒されると言う
脳の構造をしているのだと聞きました。
私も女性なんで、キラキラで癒されます♪

だもの、このタイトルと表紙の絵を見たとき、
即座にときめいたっておかしくないでしょう?? ^^
だって、ガラスのストーブですよ!

ストーブと言うだけで、ノスタルジックな温かみを感じます。
やっぱり体を温めるのは、炎ですもの。
(え、恋人??? んなもん、却下!!)

安房さんが本当はどんなストーブをイメージされていたのか
と言うことは、分かりません。
でも、降矢さんの描かれたストーブは美術品としても
成り立つような、美しいストーブです。
炎がガラスの中でやんわりみかん色に燃え、
そのガラスには花や鳥の模様が細工されています。
上部は薬缶やお鍋か掛けられるようになっていて
実用的な一品でもあります。
もう、この小道具だけでKOでした。ふふ。

あ、ガラスのストーブと言うのは実在する生活用品です。
トヨトミのレインボーと言うストーブが
お話のストーブを実用的にした形かな。

お話は…、
風の子のくせにストーブに当たりたいと思ったフーと
炎の温かさに誘われて出てきたひめねずみが出逢い、
最初の内は、仲良く過ごすんですが、
そこに、ずっとずっと北の国の風の子がやって来て
フーを旅に連れ出してしまいます。
何年も経ってフーは大きくなって帰ってきましたが、
寿命の短いひめねずみはもうこの世にいませんでした。
それを聞いたフーは、ただの風になってしまいました…。
ってな感じかな。

愛らしいフーと同じく愛らしいひめねずみのカップルが
微笑ましいんですよね~。
でも、だからこそ、ひめねずみを置いて
同じ風の子である北の国の女の子について行ってしまうフーの
無邪気な好奇心の残酷さが際立ったりします。
そして、
帰ってきたときのフーの戸惑い。
ガラスのストーブがとても小さく見えて、
そして、仲良しだったねずみがもういないと言う事実に
フーが一体どういうことを思ったのかと言う事は、
一切書いてありません。
そこは、読者任せです。

少し、救われるのは
ひめねずみは、フーが行ってしまった後に
たくさんのひめねずみに囲まれて過ごす事ができて、
その仲間に看取られながらたぶん、逝けたこと、かな。

きっかけは悪意じゃなかったとしても
取り返しのつかないことと言うのは存在していて、
それにどう決着をつけるのかは
人それぞれでしょうが…

切なかったな。
誰も悪くないのに、心がすれ違っていく事ほど
切ないことはないと思ったりします。

だって…
頭と心は別もので、頭は理論で縛れるけど
心は縛っておけないからね。



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