米映画『十二人の怒れる男』へのオマージュ、かなぁ。
タイトルからしても。

『十二人の怒れる男』は、確かモノクロ映画でした。
アメリカの陪審員裁判を取り扱った映画で、
シーンとしては、有罪か無罪かが話し合われる部屋の
映像のみの映画でした。

同じく、タイトルの映画も
有罪か無罪かが話し合われる一室でのやり取りのみの映画です。

や、確か、元々は舞台用の脚本じゃなかったっけかな。
舞台に掛けやすそうだものな~。
大掛かりなセットじゃなく、主に台詞で成り立つ
心理的な駆け引きの話だから、
実力のある俳優さん方が演じられたら
観客席の空気感とあいまって、絶妙に面白そう。

脚本を手がけられたのは、あの三谷幸喜さん。
うんうん。さもありなん…。
や~~、映画としても勿論面白かったけど、
生きてる舞台で見てみたかったな~。

内容は…
ある薄幸の美女が、元配偶者に復縁を迫られ、
それを断る際に、突き飛ばしてしまうんですが、
それが、ちょうど大型トラックがやって来たタイミングで、
その元配偶者がそのトラックにはねられて死亡してしまう
と言う、事件が起きます。
さて、その女性は元旦那を故意にトラック前に突き飛ばしたのか?
それとも、正当防衛の成り立つような偶発的な事故だったのか?

最初は、12人が一致してものの5分も掛からず「無罪」に
なりかけるんですが、
中の1人が意見を「有罪」に翻すところから話が始まります。

ドラマ『魔女裁判』でも、そうでしたが、
判決は必ずしも真実と一致するとは限らないんだな~。
判決がどちらに傾くのかと言うのは、
本当に心理的駆け引き。
作り物としては、かなり興味深いけど、
実際のこととして考えると、かなり怖いことではあります。

ま、いいや。
そこに言及してたら、ややこしくなる。

有罪を主張した男性が
無罪を主張した人たちの心を変えるために
1つ1つ無罪の根拠を切り崩していきます。
(この辺、『・・・怒れる男』とはちょうど逆の筋立て♪)
そして、
最初、全員が無罪を主張していたにも拘らず、
部屋の空気は一転、有罪ムードに…。
ところが、ここからまた一ひねり。

この、人の心が、あ~っち~行ったり、こ~っち~来たり
他人の意見に惑わされてぐらぐらしてしまう様子が
面白いです。
陪審員の人たちの性格も元は舞台用の脚本だったせいか
かなりくっきりはっきり分かりやすいバリエーションだし。

最終的に「無罪」か「有罪」か陪審員たちは結論を出すんですが
これはもう、『・・・怒れる男』を髣髴させます。
そして、全て終わってのラストも。

面白かった♪
『十二人の怒れる男』を観ていなくても
十二分に楽しめるけれども、
観ていると、更に更に楽しめるかも。

台詞が目一杯一杯で
映像よりも、そう言う”人間の芝居”がお好きな方には
め~~~っちゃお勧め。^^



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