2011.09.18 揺り動かす
ドラマや映画の中、
つまりは演技でってコトだけど
悲しみや苦しみを表すには、
「涙」を小道具として使うよね。
ハラハラと零すにしろ、
瞳にじっと湛えるにしろ。

それは、受け取り手にとっても分かりやすいし、
悲しいときには涙が零れるから
表現方法としては、非常に有効で正しい。
とは、思うの。

でも。

心底傷ついていたり、
辛かったり、悲しかったり、とにかく
本当の本当に心に負荷が掛かっている状態の場合、
涙がなくても、その痛みはダイレクトに届いてくるみたい。

特に歯を食いしばっている様子がなくても
妙に気を張っている様子がなくても、
普通に言葉を継いでいるだけなのに
その痛みが胸に迫ってくる状態は堪えます。

平然を装っている本人の代わりに
泣いてあげたくなる。

身体がバラバラになってしまいそうな衝撃だからこそ
身体と言う檻から外に出してしまったら
荒れ狂ってしまいそうで
そう、感情が暴走してしまいそうだからこそ
ぐっと封じ込めているように思えて。

もしくは、その激情が自分で表現できる枠を
はるかに凌駕していて
まったく表に表せないほどの衝撃なのかと思えて。

だから、
異国の映像で、告別式なんかの最中、
気が狂ったように泣き叫んでいるのを見ると
そんなに悲しんでいないように思えちゃうのには、
困っちゃいますが。^^;;;

心を底の底から揺り動かすのは、静寂なのかもしれないな。



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