2011.08.31 angel voice
久しぶりの「オリジナル」だったりしますが…。
どうしよう、実はまだオープンにするかしないか
迷っています。

え、はい。出来上がっています。最後まで。

でも…。

オープンにしてもいいのか!?と
思う出来で。

いつもそうだ、っちゃそうなんですけど、
今回のは、殊更酷い気がして。

自分を励ますためにだけ書いたような一編。
たった一言を書きたいがために書いたような一編。
だから、ストーリー展開が急ぎすぎで丁寧さに欠ける。
なのに、長い。^^;;;;
加えて、”らしくない”雰囲気出しまくり…かも。 ^^;

と、ここまで分かっていながら、
やっぱりちょっと晒してみたい気もある。

あはは~。 アフォじゃなっ!

ってことで。
追記に最初のほうを置いてみたりする…。
(結局、置くのかよっ!!!)

でも、ダメそうな感じだったら、ここまでにしときます。


--- angel voice ---


雪降るクリスマス・イヴの夜に天使を拾った。
たとえじゃなくて、本物の。
ゴミ置き場で眠っていたのを見たときには、
クリスマス・パーティーの仮装をした酔っ払いかと思って
黙って通り過ぎちゃおうかと思ったんだけどね。
でも、コート一つ羽織らず、薄い衣装でこの寒空の下、
折しもホワイト・クリスマスになろうって夜に
これは放って置いたら完全に凍死するって思った。
さすがに全然面識のない人でも、それでは寝覚めが悪いから
揺すってみたんだ。
「あのぉ。大丈夫ですか?こんなところで眠っていたら
明日の朝までには凍死しちゃいますよ!
それとも既に、どこか具合悪かったりしますか?
救急車呼びましょうか?」
私の声に微かに反応があって、ゴミの山の中、
その人がゆったりと寝返りをうった。

ドキッとした。
わずかにウェーブの入った栗色の髪に縁取られた顔は色白で、
すっと通った鼻筋に、少しだけ口角の上がった口元。
唇は少し薄いけれど、色は綺麗に紅。
もしかして、童話の白雪姫って、こんな感じなんじゃないかな。
それまでの世界一の美女を抑えて、No1になる美貌の姫って。
思わず、そんな連想までしてしまった。
少し暗い街灯の下、粉雪が舞い落ちる幻想的とも呼べる空間の中、
それほどその人は夢のように綺麗な人だった。
ゴミの山の中に寝ているのに、
そのゴミ山と無粋な網のフェンスを背景にしてですら、
1枚の完璧な絵になるほどに。

どこか悪いような顔色はしていなくて、
寝息はどこまでも健やかで、
でも、揺すっても揺すっても起きてくれなくて。
なんで私が?って思ったけど、
放っておくわけにもいかず、取り敢えず腕を引っ張ってみた。
すると、ふわぁ~って、私に倒れこんできた。
まさに、ふわぁ~という表現がぴったりの倒れ方だった。
と言うのも、私よりもゆうに20cmくらい背は高いのに、
羽毛みたいに軽かったから。
そのことにも驚いたけれど、もう一つのことは、私をもっと驚愕させた。
普通ならあってはならないものがその人に生えていたんだ。
所謂、翼ってやつが。
空から降る雪に負けないほどの純白の翼が、その背中に。


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