2011.08.22 うきわねこ
新聞の本の広告欄で見つけた一冊。
カラーで表紙が載っていて、
もう、一瞬にして、小姫がその絵の虜。
で、見つけた直後に図書館にリクエスト掛けました。

小姫の心を一瞬で連れ去ったその絵を描かれたのは
牧野千穂さん。
んふ。
連れ去られたのは、実は小姫の心だけじゃなく、
私もだったりするんです。^^;;;
だもの、行動も早いよね。あは。

膨らませる途中の浮き輪を持った一匹の猫。
その猫の毛の質感!!!
ふわっふわ♪♪ 
それと、猫のキュート過ぎる目!!!
そりゃ、一目で墜ちるわ~~~。

そして、その素敵な絵に彩られた物語もまた、
その絵に勝るとも劣らないロマンティック♪
あ~、素敵。
その物語を書かれているのは、蜂飼耳さん。

おじいちゃん猫から届いたプレゼントは、浮き輪。
でも、主人公の子猫の住む町には、海どころか川もプールもないんです。
両親猫は訝しがるんですが、添えられた手紙を見つけた子猫は
満月の夜まで、大切に大切にその浮き輪をとっておきます。
さて、満月の夜に何が起きるのか。^^

この物語の主人公は、子猫なんですが、
その子猫に心待ちにされる月の光、及び、
その光の色に似た金を纏うものすべてが主人公なんじゃないかって
絵のほうを見ると思っちゃいます。

それは、部屋の棚に何気なく置かれた毛糸玉、
花瓶に生けられたミモザと、庭に咲き誇るミモザの花房、
優雅に夜空を飛ぶドラゴンや恐竜、
ありえないほど巨大な魚(しかも、釣り上げられてるし!)
その魚をあぶるための炎と、夜明けの空
そして、その炎を受けて輝く猫の毛と猫の瞳。

美しい… もう、美しすぎる… (*´ο`*)=3 ウットリ

物語自体も、本当に大好きなパターンなんですが、
(たとえ、使い古された話運びだとしても)
最後のページの
「うきわは しぜんに しぼみました。
はなのように そっと しぼんだのです。」
の言葉は、秀逸。
心の中に残る余韻がより鮮やかになります。
うん、そっと秘密の思い出を胸の奥に抱いていたくなるの。

あぁ。
満たされて、とても満足…



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