山紫水明の国だと言う
妖精の末裔の住む国だと言う

倭(やまと)は 国のまほろば
 たたなづく 青垣 山隠(やまこも)れる 倭しうるはし
は、故郷の美しさを懐かしんだ歌だと言う

たぶん、美しい国なのだと思う。
外国に長く暮らしたことがないから、
外側から日本を見ることはないけど。

モラルだの、気質だの人間的質の低下が言われているけれど。
で、確かに肯くところもあるのだけれど、
それでも基本善良で、基本勤勉で、基本真面目
ではあると思う、今でも。

そう言う「善き日本」を訪ねる旅を収録した1冊。

元々は、販売目的で作られたのではなく、
未来を生きる子どもたちへの
一種、プレゼント 一種、エール(たぶん)として、
学校の図書室へ贈答されたものだとか。
成る程、そうなんだろうな。

文章の雰囲気と言い、フォトの配置の仕方と言い
ファンクラブの会報の延長みたいな印象を受けるけど、
ま、それはご愛嬌かな。

日本人であることにもっと自信を持っていい。
日本人であることにもっと誇りを持っていい。
出来ることはたくさんあるよ。
可能性はたくさんあるよ。
未来を怖がらなくていいよ。
でも、ただ流されるだけじゃダメだよ。
と言うようなことを、声高にじゃなく、
所謂”彼ら”らしい柔かな表現で伝えてくれてる、かな。


でも…。
読めば読むほどに
私は静かにでも、確実に自分に失望していっちゃう。
喜怒哀楽は激しいくせにハートがない自分を知ってるし、
口ばっかりの怠け者の自分を知ってるからさ…。


だけど、祈るよ、うん。
この一冊も、未来を生きる人たちの
道しるべ、灯台となりますように…。



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