「男は敷居を跨げば七人の敵がある」
言わずと知れたことわざですね。
意味は、
男は社会に出て、活動するようになると
多くの敵と出会うようになると言うことのたとえ。
でした。
そっか、具体的に7種類の敵がいるって訳じゃなかったのね~。
どんな内訳か知りたかったんだけどな~。

さて、タイトルの本。
ここにたまにおいでくださる京女。さんのブログ
京女のハマリゴトで紹介されていた本です。
加納朋子さんと言う方の書かれた
ノン・フィクションに程近いフィクション。(と、思われます)
編集者にお勤めの、つまりは”過激なフルタイム勤務”
の女性が出会う「敵」の色々についての小説です。

長くなりそう。たたみますね。

小説の主人公、山田陽子さん。
竹を割ったようなスッキリした性格で、
頭が良くて、合理的で、仕事が出来る女性ってことなんだろうけど…。
ただ、仕事する人として有能だって言うことと
女性として有能だってことは、
ビミョーに違う気がするんですよね。

例えば、誰かが物を知らないが故のミスをしたとして、
その場でズバッと指摘して、「直して!」と
相手が恥をかこうがかくまいが、最短でミスに決着を
つけさせるのが前者。
(ま、物も言いようで、卵も四角ってやつですよね)
その場では、そっとミスの手直しをして
人目のないところで、次のミスが無いように諭すのが後者。
私なら、叱るにせよ叱られるにせよ、後者がいいです。^^;

ん~と、有能と言う定義の中で
その場の空気を読んで、徒に乱さないってのもあると思うんだ。
なんでも曖昧模糊なのは宜しくないけれど、
取り付く島もないオーラを振りまきつつ、
鉄壁の「NO!」は… なぁ…

そりゃ~、敵も増えるよなぁ…。

ただ、人に厳しい目をむけるだけあって、
いざ、所謂あれやこれやのボランティアを引き受ければ、
効率的に正確にパパパと片付けるのは流石。
それから、揺るぎのない正義感も、ね。
相手が誰であれ、理詰めで追い込んでいく手腕は
ふふふって笑っちゃいます。うん、嬉しくて。(ヲィ!)

7つのパターンの敵と渡り合った後、
エピローグがくっついているんですが、
それがまた、いいんです。^^

数々の強要される任意の「役員」と言う名のボランティア。
まぁ、はっきり言って、正直者ほどバカを見ちゃいます。
言い訳して、もしくは、泣き落としで(あったでしょ~?ふふふ)
役員を逃れる人もある中、正直に仕事を引き受けて
どっちゃりやること押し付けられる人もあります。
また、なったとしても名前だけで、会合にも出席しなければ、
当然仕事もしない人もあります。
その打開策をスコーーーーンと打ち出してきます。
そう、エピローグで。

まぁ、手っ取り早く言うと、
PTA役員その他、今までの種々雑多のボランティアの
斡旋会社設立、みたいな感じ。
出来ない人はお金を払って時間のある人に用事をやってもらう。
と言う、なんとも実践的過ぎるご提案でね。^^;
なんでもお金に換算するようで、
ちょ~~~っと、潤いに欠ける気がするけど、
合理的と言えば、言えるかな。
細かいところを詰めていくと、難しいこともあるだろうけれども、
提案の根拠を読むと、利点も多いかもしれない。

今、これだけ家庭を取り巻く状況が変わってきているんだから、
それに合わせて、本当は、色んな役員の仕事のありかたも
変わって然るべきでしょうねぇ、やっぱり。

ただ、自分のところでそれをやるか?と訊かれれば、
やっぱりやらないな~。
大変な仕事内容であっても、1年間駆け抜けちゃえ!
って、とにかく無難にやりぬけちゃったほうが、
まだ楽だから。
慣例を変えるって、しかも、地域がらみの慣例を変えるって
膨~~~~~~~大な労力と精神力使うと思うもんな。
(特に、私が住んでいる地域なんて、地元の力が強大だもん…)

うふ。
でも、読み物としては、身につまされることも大いにあり
と~~っても面白かったです。^^