2011.05.16 ルームメイト
前回、ん~?となってしまった今邑彩さんの作品でしたが、
既に予約入れちゃってたので…
折角だから、読んでみました。(ヲイ!そんな失礼なっ!)

多重人格者による犯罪を話の芯に据え、
その謎を解いていくという形。
前回読んだものよりは、分かりやすかったかな…。

でも、やっぱり『五番目のサリー』のようなもののほうが、
読みごたえはあるかなぁ。
って言ったら、この物語の根本が崩れちゃうんだけどね。

あ、ミステリーとしては、
多重人格を取り扱うと言うことで、
ん~~~、ちょっと”なんでもあり”チックではありますが、
『ザンス・シリーズ』ほど酷くない。
(あぁ、あのシリーズも最初の巻は面白いのに…)
ご都合主義的に無理やりな筋運びではないです。

ただ…。

人格障害者って、こんなにパカスカ存在するもの???
って、疑問は残りますけども。
それと、ラストも
「あり??? 内なる声だったはずでは???」
ってな矛盾点も残って
実はまだこの下にストーリーを隠しているのか???
って勘ぐりたくなります。

でも、多分、この話の続編はないはず。

『鬼』とか『よもつひらさか』なんかは
結構楽しめた印象だったんだけどな~。
暫くは、も、いっかな。今邑彩さん。

あ、そうそう。
タイトルと同名の映画、ご覧になった方ないかな?
とあるきっかけからルームシェアすることになった2人の女性、
アリーとヘディ。
最初の内は、おとなしくて、自分を崇拝してくれるような素振りの
ヘディにアリーは気を許しているんだけど、
服も、髪型も、髪の色もアリーと同じにしていくヘディ。
そうやって、ヘディがアリーのアイデンティティを侵食していく…
みたいなサイコサスペンス。

映画と小説と表現する手段が違うし、
ジャンルが違うと言われればそのとおりなんだけど、
怖さで行くと、映画のほうが寒くなれます。^^;;;

ご、ご、ご、ごめんなさい。
今邑彩さん… m(__)m