2010.11.15 なみ
例によって例のごとく
すきまな時間で紹介されていた絵本です。

はいはい。
まさに「絵本」なんですよ。
文字、全くないのですもん♪

文字のない絵本と言うと、『アンジュール』を
思い出す方が多いんじゃないかと思うんですが、
『アンジュール』は
家族から捨てられるという過酷な状況から始まるワンコの
物語なのに対し、
この『なみ』は、心を伸びやかにしてくれるような
深呼吸したくなるような物語…
(ん~~、物語って言っちゃっていいんだろうか???)

作者はスージー・リーさん。
韓国のソウル生まれとプロフにあるから
韓国の方かな~。

タイトルと一緒に描かれているのは、
「う・み・だ・ぁ・~~~~~~っ!!!」
とはしゃいで駆け出している女の子と(や、文字はないんだけど)
その後ろを穏やかに笑みを浮かべて歩いている日傘の女の人。
たぶん、女の子のお母さん。
もう、この扉の風景だけでも、ふっと一緒に微笑んじゃいます。

誰でもやりますよね~♪
波との追っかけっこ。
この絵本、基本は、その波との追っかけっこです。
覗き込んで、追いかけられて、追いかけてを繰り返し、
波を蹴り上げ、波に怒られ(?)
波にからかわれ、波に贈り物をされる…
理想的な世界です。

絵の中に、5羽の鳥が一緒に描き込んであるんですが
そ~れがまた、も~のすご~くいいんです。
動きはリアルなんだけど、
違和感なく、女の子の友だちしてるんですよ。
1ページ目で、女の子の後ろに5羽並んでるんですが
その目つきだけで既に笑える…。
女の子が波にたじろぐページでは、
一緒に「ヤバイっ!!」って顔と体勢もまた最高で♪♪

でも、女の子のお母さんとはやっぱりお友だちには
なれないってところが
大人としては、ちょっと寂しいけど。

全身ずぶぬれになって、
着てるものなんかも水の重みで伸びちゃってるんだけど、
このお母さんは怒らない。
よかったね、楽しかったんだねって
それだけ言ってくれてるような気がします。

この女の子、幸せものだな~。

天気のとってもいい日、
青い空を眺めながら開いてみたい一冊でした。

え? 海の香り?
あ、してくるかも。
でも、リアルにしてるんだか、本から流れ出してきてるんだか
判別つきませ~~~ん。(笑)



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