2010.10.08 雪柳
文庫を持っていたはずなのに
探しても見つからない… (TT)
こう言うのって、気になっちゃったりしませんか?
特に、お気に入りの本ならなおさら。

たぶん…
引っ越すときに処分しちゃったんだろうな~。
赤ん坊だった頃の大姫にめちゃくちゃにされて。

実は、本のタイトルも、作者も忘れてしまっていたんです。
だから、探そうにも探せなかった。
でも、私も執念深いのね~
とうとう、タイトルと作者さんが分かりました。
立原えりかさんの『小さな花物語』でした…。

記事のタイトルはその中に収録されている一編です。
昨日UPした記事の曲を聴いて、
同じ「雪」をタイトルに持ち、
同じように儚げで切ない想いを描いた物語だったはず、と
どうしても読みたくなって探索。(笑)
(図書館さまさま!)

あらすじはね、こうです。

  天で生まれた雪の一片は、地上に舞い降りては溶け、
  また天へ帰り、再び姿を変えて地上に降りてを繰り返す。
  でも、きれいな若者のまつげに降り立った雪の一片は
  若者を見つめ続けていたくて、溶けることを拒んでしまう。
  若者のまばたきで振り落とされた後も見つめ続け
  雪の一片は、雪柳に姿を変えた。
  もう、天には二度と帰れないし、仲間たちと話すことも
  二度と出来なくなって、後悔交じりに雪柳は天を仰ぐ…。

ちょっと寂しいお話だな~。

雪たちは降るときに、どこへ落ちて行きたいかお喋りするんだけど
本音では、一瞬で溶けてしまってもかまわないから
優しい若者のくちびるにとまりたいって願うの。
はぁ~、なんてささやかな願いなんだか…。

でも、切なかろうが、哀しかろうが
「あなたを好きでいていいと言う許可をください。」
みたいな策を弄するよりも、
この密やかな潔さのほうがずっとずっと好きです、私は。


あ、因みに『小さな花物語』は短編集です。
春夏秋冬それぞれ12種類の花のお話が綴られます。
花の物語と言うと、優しげなものを想像しそうですが…
結構、手厳しい話が多いです。
華やかな花に例えられて語られる傲慢さは
ま、うん、人間の傲慢さそのものだったりね、します。
無知な花は、無知である人間を揶揄してるようにも見えるし。

さらっと、秋の部分だけ読んだけど、
(それほど短いお話なのよ。^^)
他の季節の花も楽しんでから図書館に返却だな。
ウキ♪ウキ♪


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